英語学習の早い段階で登場するbe動詞。
「be動詞」という文法用語は教わらなくても、be動詞を使う文はすぐに教わります。
be 動詞とは、am, are, is などで、
My name is ~. や I am happy. などのシンプルな文にも必ず使われ、ないと文として成立しません。
じゃ、このbe動詞ってなんなんでしょうか?
どんな意味があるの?
be動詞を使わないとどうなるの?
そんな疑問を解消するべく、お話していきます。
英文は「主語」と「動詞」で成り立っている
原則として、英文には「主語」と「動詞」があります。
この2つがないと文として成立しません。
英語の「動詞」は日本語の「述語」のようなもの
日本語の文は「主語」+「述語」で成り立ちますが、日本語の「述語」に当たるものを英語では「動詞」と呼ぶ、と思っていても差し支えないです。
(厳密には異なる部分もあるとは思いますが、大まかに言うとそういうことです)
英語の動詞には2種類あり、be動詞はそのひとつ
英語の動詞は2種類あり、1つが「be動詞」 、もうひとつは「一般動詞」 です。
be動詞は6個しかない
be動詞は、am, are, is, was, were, been
これだけです。
これら6個をひっくるめて「be動詞」と呼びます。
実はこの6個は、主語や時制に応じて活用する活用形で、原形は be という単語です。
一般動詞はたくさんある
like, have, want, go, play, study, learn, read, write… などが一般動詞です。
一般動詞は非常にたくさんあります。
無限といってもいいくらいあります。
主語と何かをイコールでつなぐものがbe動詞
一般動詞は「~する」などの動作を表します。
これに対して、be動詞は、「~です」「~な状態です」「~の職業です」など主語そのものを別の言葉で表すのに使います。
なので、どんな意味の英文を作るかで、動詞にbe動詞を使うのか一般動詞を使うのかが決まります。
1つの英文は1つの主語と1つの動詞で作る
シンプルな文は、主語1つに動詞1つで作るのが原則です。
(複雑な長い文になるとこの限りではないです。)
なので、1つの英文に含まれる動詞は、be動詞か一般動詞のどちらか1つです。
英文は、主語と動詞を押さえると訳しやすい
英文を訳すとき、主語と動詞がそれぞれどれなのか特定してから訳すと訳しやすいです。
主語と動詞が文全体の骨組みになっているので、そこを押さえることで文の意味がだいたいわかります。
よくある間違い
✕ I am like baseball. (動詞が2つある)
〇 I like baseball.
1つの文に使う動詞は、原則1つです。
✕ I hungry. (動詞がない)
〇 I am hungry.
主語と動詞を必ず1つずつ使います。
✕ I am library.
これでは「私は図書館(という名前)です」という意味になります。
正しくは、
〇 I am in the library. 私は図書館にいます。
〇 I go to the library. 私は図書館に行きます。
〇 I work at the library. 私は図書館で働いています。 など。
英文法は、例文丸暗記がおすすめ
以上、be動詞をざっくりと解説しましたが、いかがでしたか?
理屈をひととおり理解したら、あとは例文を丸暗記するのがおすすめです。
お手持ちの参考書などの例文を覚えて、いつでもさっと言えるようにしておくと役に立ちますよ。

